航空宇宙

ツィオルコフスキーの式 ~ロケット工学の基礎中の基礎~ (2/2)

●具体的な計算例さて、その1でツィオルコフスキーの式(ロケット方程式)と人工衛星になるための必要速度が分かったので、具体的に計算してみましょう。図1はいろいろな比推力に対して質量比m0/m vs ΔVをプロットしたものです。比推力はそのまま...
航空宇宙

ツィオルコフスキーの式 ~ロケット工学の基礎中の基礎~ (1/2)

●この式がないと始まらない新しい分野、航空宇宙工学の第一弾です。とは言え私もど素人に近い状態なので勉強しながらアウトプットもしていきたいと思います。ロケットというものは荷物(人工衛星や宇宙船)を加速させて所望の軌道に乗せるマシンです。より精...
材料力学

応力とひずみ

新分野、材料力学の始まりです。●まずはフックの法則まずはフックの法則から復習しましょう。バネを伸ばす荷重とバネの伸び量は比例する、という経験則で$$F=kx$$と書けます。Fは荷重、xは自然長からの伸び、kは比例定数で、バネ定数という名前で...
燃焼工学

燃空比・当量比とは

●燃料と空気を混ぜるところから燃焼の特性:火炎温度、燃焼ガス組成 ect...は燃料と空気の混ざり具合で大体決まります。そのため、燃料と空気の比をとった燃空比がよく使われます。名前の通り燃料の質量を空気の質量で割ったもので、質量÷質量の次元...
流体力学

流量と圧損

●流量計算の基礎式基本的な流量、圧損計算をマスターしましょう。気体でも液体でも基本的に考え方は同様ですが、このページの内容は非圧縮性流れを前提としていることに注意してください。すなわち流体の密度変化が無視できる場合です。圧縮性流れについては...
その他

ブログ開始のごあいさつ

へらへら重工所属のエンジニア、リックと申します。とあるメーカでガスタービンの設計に携わっております。性別:男年齢:30代居住地:関西のどこか取得資格:エネルギー管理士(熱)     P.E.(THERMAL & FLUID SYSTEMS)...